https://www.j-cast.com/2016/07/15272703.html?p=all
ただでさえ労働環境や賃金などで問題が多く、人がなかなか居つかない介護業界。しかし介護業界からの人離れが起こっているのは、業務のキツさや給料の安さのせいだけではありません。ひそかに話題になっているのが「介護ハラスメント(ケアハラ)」です。
ニュースなどで度々取り上げられているのは、介護施設、介護士側が高齢者に対して暴力などをふるった、という話題です。しかし、現実はというと介護士側が虐待しているケースは少数で、高齢者側やその家族が介護士に対して暴力やハラスメント行為を行う事例が多々あります。
高齢者とは言え、相手は立派な大人です。暴力を振るわれると当然けがをすることもあります。しかも認知症によって常識的な判断力が鈍っていることもすくなくありません。また、認知症の症状によっては被害妄想に捕らわれることがあります。介護が仕事である以上、気性が荒いから、セクハラがあるからとといってその人だけ世話をしないということもできません。また、高齢者の家族から暴言を受けたり医療行為の強要を受けた例もあるそうです。
介護職員の98%被害を受けているということは、この職を選んだ方はほぼ何らかの暴言や暴力・セクハラに悩まされるということです。低賃金・長時間労働に加えてこの現状では、十分な介護職員の確保は夢のまた夢でしょう。早急な改善が必要ですね。